海外エンタメジャーナル by Sam

海外ドラマが好き過ぎてエンタメ業界に入ったSamが、海ドラの感想やセレブニュースについて綴るブログです。

『ミスター・メルセデス』9&10話 最終回 感想【ネタバレ】:展開早い!ついに犯人を追いつめ、最後は意外な人が・・・!

photo courtesy of Star Channel 

遂に最終回!ラスト2話は連続放送されたため、9&10話まとめて感想を書きます。

ここまで犯人側、被害者側の視点でそれぞれの生活を描き、8エピソードかけて人物像を構築してきた『ミスター・メルセデス』ですが、残り2話は急ピッチで物語が進みます。

見ていてイライラする箇所なく、最後まで完走。面白かった~!

『ミスター・メルセデス』第9&10話:あらすじ

9話「アイスクリームマン」

ホリーはオリヴィアの部屋で電器店の名刺を発見し、事件の手がかりとしてビルに渡す。

ビルは警察の同僚たちと電器店に行き、店長から情報を入手すると、オリヴィアのPC修理担当者が近所のアイス売りの男だったことが分かる。

ジェロームとホリーは、2年前と同じ就職フェアが開催されることを知り、また事件を起こすはずだとビルに忠告する。

ブレイディは、家にビルが来たことに気づき居留守を使う。そして、ビデオカメラで撮影を始める。

その夜、令状が出てブレイディの家は警察とSWAT囲まれる。

10話「勝者の囁き」

爆破したブレイディの家から2名の死体が出たことと、ブレイディが自殺をほのめかすビデオを残したことで、犯人は母親を道連れに自殺したものと推測されていた。

しかし鑑識で怪しい点が多く、ブレイディが生きている可能性を考え始める。そして、死体が別人であることが発覚する。

警察は、ブレイディが美術館の着工式もしくは就職フェアで次の犯行を企んでいると予想し、ビルを就職フェアの方へ向かわせる。

ブレイディは爆弾を用意し、髪を剃り、車いすで会場の中に入る・・・。

『ミスター・メルセデス』第9&10話:感想(ネタバレ有)

ラスト2話では警察がビルに大変協力的で、「お前ら分かってない!」的な要素が少なく、その点のストレスはなかったです。

ついにメルセデス・キラーの正体がバレる!

ビル側では、ホリーがビルの娘の部屋から持ち出したブタの置物を返しに来ます。

そこでホリーが「ブタに守られているような気がする」と話すと、ビルは彼女にその置物をあげることに。(重要ポイント)

そして、ホリーはオリヴィアの部屋で発見した電器店の名刺を渡します。

ホリーが変わり者で、何故だかビルになついてくれて本当に助かりましたね。後半で出てきたキャラなのに活躍が著しい。

一方で、ブレイディはスーパーストア開店の準備中。

店長のロビーは、ブレイディが本部のジョシュ(ルーをクビにした奴)とキッズスペースを作る話を進めていたことを知り、嫉妬むき出しで「修理三件行ってこい!」とブレイディを店から出します。

そして入れ違いで、遂にビルと警察が店に到着!

ブレイディが普段は爽やか好青年とかだったらまだしも、ロビーにとっては怪しさ満点の病んだ奴(しかも憎い)ですから、警察にペラペラ話してしまうのは無理ない。

この後、ビルはブレイディの自宅へ行き、居留守をつかわれるも近所の人からルーの情報をゲット。

ビルにブレイディのことを聞かれたルーは、「地球上で一番いい奴。彼が犯人なわけない。」と・・・ロビーとは対照的な答え(泣)。

ブレイディのことを知っていて、こんな風に言ってくれるのってルーだけでしょう。あんなひどい奴なのに…。

ブレイディ、ロビーの家に侵入

ルーからブレイディに着信があったので、警察が嗅ぎまわっていることを聞いたんでしょうね。

ロビー怖いもの知らず・・・自分が怪しいと思ってる人間に侵入されて、「イカれてる」なんて言って刺激します?(笑)

その上、「お前がメルセデス・キラーなのか?」と聞くと、その瞬間にハンマーで頭をかち割られて終了。

色々な経緯があったんだから、もう少し危機感持とうよ・・・。

SWATがブレイディの家を囲む

警察とSWATが自宅を囲む中、急にアイスクリーム屋のトレーラーから音楽が鳴り響く。夜の暗さと対照的な明るい音楽が、妙に恐怖を駆り立ててくる…このホラー感。

何もないトレーラーに弾丸を浴びせたり、家の中で爆発物を見つけ急いで撤退するなど、警察の行動はまさに「思うツボ」ですね。

主人公であるビルが一番冴えていなきゃいけないからって、警察をここまで間抜けに描かなくても(笑)。

最終的に、犯人らしき男と母親らしき女を残して家は燃えてしまいますが、ベッドの上に配置された2人の姿がわざとらしかったなあ。

ブレイディは死んでいません

焼けた家から死体が2体見つかっているので、メルセデス・キラーは自殺したものと推測されつつ、警察は鑑識待ち。

そんな中で、火災の日から行方不明のロビーの自宅へ、本部のジョシュと警察が突入!

予想通り、あの焼死体はロビーであることが発覚しました。

本当にイライラ要素なく、スムーズにブレイディが生きてることに気づいてよかった。9&10話のテンポの良さは高く評価したいものです。

ブレイディの最後の計画

物語の前半から美術館の着工式のことが話題に出ていたので、次の大量殺りくの舞台はココなんだろうと思っていました。

就職フェアと日にちかぶったせいで、警察だけでなくジェローム&ホリーまで惑わされちゃいましたね。ビルが気づいてよかった。

それにしても、スキンヘッド+メガネ+車いすで変装したブレイディ、怪しすぎ!目立つでしょ(笑)。

案の定、トイレから出るところをルーに見つかり、なんと、、、ルーを刺すとか、、、

ありえない!

それでも致命傷に至らなかったのは、意図的なもの?いや、もはや奴に友情など期待しちゃいけないか…。

今回一番驚いたのは、最終的にブレイディに危害を加えたのが・・・意外にもホリーということ。

起爆装置を持ったブレイディの後ろから、お守りにしたブタの置物で何度も何度も頭を殴る!

これは予想してなかったな〜。ビルと一騎打ちになるかと思ったけど、当の本人は心臓発作起こして倒れてるし・・・。

殴られてブレイディが落とした起爆装置は、ジェロームが拾って確保。

ホリー&ジェロームは本当に優秀でしたね。この2人がいなければ事件解決しなかったわ。

全話観終わって思うこと

9話で動画を撮影するブレイディが、「自分が"誰"で"何"をしたかは分かるだろう」「次は"なぜ"だ」と語り始めたので、オリヴィアやビルを追い込んだ理由が明かされるのかと思いきや、結局分からずじまい。

何がモチベーションとなったのか描かれていたら、もう少しスッキリしたかもしれません。

また、母デボラは毒死してしまいましたが、ブレイディがメルセデス・キラーであることを知ってほしかった!

デボラは「犯人はもうすぐ捕まる予感がする」と元友人に話していましたしね。

リモコンの存在を知っていたり、ピエロのマスクを見つけたりと、イイ線いってはいたのになあ。

あの恐ろしい事件を起こしたのが一緒に住んでいる息子だと知らず、あんな形でこの世を去ってしまったのが残念です。(死にゆく姿&死体の怖いこと・・・!)

そして、結局ブレイディは死んでいないのですよね。意識は戻らないだろうけど、病院でチューブにつながれ息はしています。

シーズン2には、ブレイディ含むメインキャラの殆どが続投するので、この一連の事件の後、物語がどう展開するのか楽しみです。