『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』シーズン1 全10話見た感想:毎回気分を上げてくれる、働く女性に絶対オススメなドラマ。
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『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』シーズン1完走しました!(※1話ずつの感想は7話まででやめて、全話見た上でまとめて書くことにしました^^;)
最初に抱いた期待を裏切ることなく、フィナーレまで存分に楽しませていただきました。
軽く観られるけど安っぽくないし、ポジティブだけど押しつけがましくない、女性にエネルギーを与えてくれる良作なので、いわゆる“ガールズドラマ”ですが、堂々と「好き!」と言える作品です。
それでは以下、『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』シーズン1 全10話を見た感想です。
『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』シーズン1全10話:感想
1〜3話の感想にも書きましたが、ありがちな意地悪キャラの登場やドロドロな人間関係がないという点は、最後まで変わらず。
ひたすら主人公たちのキャリアと友情(&恋愛)にフォーカスし、部下思いのボスは良きメンターとして成長を促してくれる…と、他のガールズドラマとは差別化されている印象。
ゆえに、働く女性が見たらめちゃくちゃモチベーション上がるはずです。
ミレニアル世代の女性は特に共感できると思いますが、私のように彼女達よりちょっと上&出産していると、そんな時代を思い出して何とも言い難いもどかしさを感じます。
毎回「ああ、一生懸命仕事がしたい・・・!」と思わされ、最終話で彼女たちがステップアップしていく姿を見た時は輝かしくて涙出そうでした(笑)。
そして、3人の友情は『ゴシップ・ガール』のように亀裂することもなく、ケンカしてもすぐ和解し、常にサポートし合うという理想的な関係。
とはいえ、それぞれ自己中な面もあり、実際に自分の友達だったら距離を置きたくなるようなやり取りもしばしば…たびたびイラっとする感じがリアルだったりします。
改めて3人のキャラを振り返る
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ジェーンは、3年のアシスタント経験を経て、ついに昇格した新人ライター。
政治など自分らしい記事を書きたいものの、おしりエステの体験談など、読者受けする軽いネタを扱わなくてはならないことに不満を募らせていく。
企画力や文章力のある優秀なライターですが、怒りっぽいのが玉にキズで…第6話でジャクリーンに歯向かった時は、こりゃナイわ…と思いましたね;
しかし寛大なジャクリーンのおかげでクビを逃れ、彼女に恩を感じつつも、最終的に自分らしい記事が書ける他社への転職を決めたジェーン。
思い留まるかと思っていたので意外でしたが、きっとどこかの地点で戻ってくるんですよね…?シーズン2の展開に注目です。
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次は、3人の中で1番の出世株 キャット。
25歳にしてSNSディレクターで、部下もリクルート中と、キャリアは順風満帆。
物怖じせず、役員の前でもしっかり自分の意見を発言できて、プレゼンもこなせて、まさにボールドタイプ。
コミュ力や発信力の高いソーシャルメディアのプロって、こういうキャットみたいなキャラが多いんだろうなあ…と。
ただ、時に度を越すこともあり、リチャードのオフィスへ怒鳴り込みに行ったのは完全にNGでしたね。
先述のジェーンが編集長に暴言吐いた件は背景に母親のことがあったし、他人に害が及ぶことではありませんでしたが、
キャットの場合は自己中そのもの。サットンとの友情があるというのに…。
さらに、自画自賛することもしばしば。
例えば、SNSフォロワーが200万に達する直前、私のおかげよ!アピールをしたりとか…。あれぐらいの自己主張の強さは羨ましくもありますが(笑)。
ただ、ファッションは彼女が1番好きです!
派手でファッショナルブルなオフィスルックが目を引いて、つい真似したくなります。
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サットンは、3人の中で1番お気に入りのキャラ。
話し方が可愛いし、2人と比べて控えめなのが好印象。
先にステップアップした親友たちに嫉妬することなく、自ら夢のファッション職を勝ち取ったのは見事でした。
また、サットン&リチャードのカップルが好きだったので、別れることになって残念。
「そんな必死で付き合ってること隠す?」と思ってましたが、最終話の人事との面談を見て納得。
ただ、ラストのパーティーで、リチャードが「もっと戦うべきだった」と言ってたのが、ものすごく良かった!
好青年アレックスは不憫でしたが、サットン&リチャードにはもとに戻ってほしいなあ。
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おまけで、ジャクリーン。彼女は本当に理想的な上司でしたね。
こんなに部下思いな上司いる?と思う方もいるかも知れませんが、私はいると思います!
実際に自分にも、部下全員のキャリア形成をサポートし、どんなことにも適格なアドバイスをくれる最高の上司がいました。
厳しい時は厳しいけど、怒るわけじゃなく。イタイところの突き方や、ほめ方、すべてにおいて伝え方が絶妙でしたね。(ホントに尊敬。)
本作を見ると、20代の人はジェーンたち、部下を抱える人たちはジャクリーンに感化されるかも知れません。
お気に入りのエピソード
私のお気に入りエピソードは、第9話。大統領のNY訪問によって道路が封鎖され、オフィスから出られなくなるエピソードです。
何が良かったって、スカーレットのオフィスでカクテル飲んでファッションショーしたり、空港のファーストクラスラウンジで最後のひと時を過ごしたりと、「非日常」が味わえてものすごくワクワクしてしまったんですよねえ。
また、リストを作って転職を迷うジェーンの気持ちも、1万ドル以上のチケットを取ることはできてもゲートはくぐれないキャットの気持ちも、この年代だからこそ味わえる悩みや感情だろうな、と…。
そういう意味で、非日常のワクワク感や切なさを味わえる第9話は、自分の中でお気に入りのエピソードとなりました。
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さて、シーズン2は3/29(金)から配信ということで、今からめちゃくちゃ楽しみです!
Huluは一旦お休みしようかと思ってましたが、本作を見るために継続決定です。