海外エンタメジャーナル by Sam

海外ドラマが好き過ぎてエンタメ業界に入ったSamが、海ドラの感想やセレブニュースについて綴るブログです。

【予想外に面白かった】『13の理由』シーズン3の良かった点と納得いかない点【ネタバレ感想】

 

Photo courtesy of Netflix via IMDb

 『13の理由』シーズン3全話完走しました。

シーズン2があまり盛り上がらなかったので期待してませんでしたが、今シーズンに関しては予想外に面白かった。

(シーズン2の感想はコチラ⇒『13の理由』シーズン2全話観た感想(ネタバレ有):アメリカ社会と高校生活の闇をとことん見せられる。【Netflix】

まず、シーズン1が終わって以来「『13の理由』?もういいよ…」と思ってた人も、シーズン3の予告編を見て「えっ、まじで!?」となったでしょう。

なぜなら、今回のテーマは「ブライス・ウォーカーを殺したのは誰か?」。

ブライスといえば、レイピスト&いじめの主犯でハンナを自殺に追い込んだ張本人。シーズン1&2で視聴者に嫌われまくった彼が、まるで視聴者の願いが届いたかのように殺されたと。(!!!)

この展開を売りにしたマーケティングは大正解で、予告編のリリース後、ブライス殺しのプロットは海外メディアやSNSで話題となりました。

いざ本編を見て世間がどう思ったかは分かりませんが(今のところ評価はイマイチ)、個人的には期待以上に面白く、貴重な睡眠時間削ってビンジしてしまいました。

その中で、シーズン3の良かった点と「そりゃないだろ」と納得いかなかった点を書いていきたいと思います。

『13の理由』シーズン3 あらすじ:

タイラーの銃乱射を止めた春祭りのダンスパーティーから8か月後、クレイ、ジャスティン、トニー、ジェシカ、アレックス、ザックは、交代でタイラーをサポートしていた。

ある日クレイは警察から呼び出され、ホームカミングの試合以降ブライスが行方不明なことを知らされる。8か月前の時点から振り返ると、仲間の全員がブライス殺しの動機を持つことが明らかになっていく・・・。

『13の理由』シーズン3 感想【ネタバレ有】:

毎度物議をかもす本作ですが、今回は自殺や性的暴行のシーンはなく(短いフラッシュバックのみ)、番組1の悪役ブライスの“マーダーミステリー”という興味をひく内容になっていました。

その中で、自殺、中絶、いじめ、薬物中毒、レイプ被害者、移民の問題を上手く取り込み、これまで「自殺を助長する」とか「うつになる」と批判されていた番組としては、そのフォローアップができたのではないかと思います。

良かった点

①クレイ&ジャスティンの兄弟愛

前回は、クレイが薬物依存のジャスティンを助け、友情を育んでいくプロットがお気に入りでした。クレイの両親も良い人で、S2最後にはジャスティンをジェンセン家の養子として迎えることに。

そして今シーズンでは、友情を超えてもはや兄弟愛。「I love you」とか「お前のためなら何でもする」と言い合う仲にまでなったことは、感慨深いものがあります。ツイッターを見ていると、やはりS3はクレイ&ジャスティン目当てで見るって人もいたので、ファン人気の高いコンビなのでしょうね。

ジェシカのトラウマ克服

ジェシカはクレイの説得でレイプ被害を打ち明けたその後、見違えるほど強くなりました。

学校の文化を変えるため生徒会長に立候補し、ためらいなく自らの経験を話し、タチの悪い運動部員に立ち向かうなど、シーズンを通して彼女の行動はとても勇敢でした。そして見事なリーダーシップも発揮。(きっと大物になる!)

トラウマから完全に脱出できていなくても、着実に克服への道を歩み、ほかの被害者たちの力になる姿は、同じような悩みを抱えるティーンたちに良い影響を与えるのではないかと思います。

③タイラーの成長

モンティ(モンゴメリー)から性的暴行を受け、学校のダンスパーティーで銃乱射を試みたタイラー。誰も彼をケアしなかったら闇から脱出できなかったと思うけど、クレイと仲間たちによる手厚いサポートのおかげで素晴らしい変化を遂げました。

最終話、体育館で性的暴行の被害者たちが「I’m a survivor」って言いながら立ち上がるシーンで、躊躇していたタイラーがクレイの姿を見た瞬間に立ち上がる…もう感動しましたよ!同じ経験をしたジェシカや女の子たちじゃなく、タイラーにあの勇気を与えられるのはクレイしか居なかったんですよね。

また、タイラーがケガを記録した写真を順番に追っていくと、彼の表情が別人のように明るく変化していくのが分かり、これにもジーンときました。

いじめ被害者の誰もがクレイたちのような仲間を持っているわけじゃないけど、このシーズンからは「誰かに助けを求めて、前に進む」ことの大切さが伝わるはず。

これまで鬱な印象が強い本作でしたが、今回のジェシカやタイラーのストーリーから「希望」を感じました。

ブライスに人間味を持たせたこと

誰もが大嫌いだったブライスですが、シーズン3では彼が良い人間に変わろうとしているのが悲しいほどに伝わります。転校先のヒルクレストでどうにか生き抜く一方で、古巣のリバティ高生たちの力になり、母親に寄り添い、徐々にブライスが人情深くなってくるんですよね。

彼は本当にひどいことをしてきたけど、心を入れ替えて同級生たちを助け、償おうと努力しているのに、とにかく毛嫌いされてる姿を見る可哀想になってくるの。(前シーズンまで大嫌いだったのに)

なので、ゲス野郎だったブライスというキャラが「良くなろうと努力する1人の人間」として終われたことは、(ブライス役を演じた俳優ジャスティン・プレンティスのイメージ的にも)良かったと思います。

⑤より強固となった仲間の絆

絶対的なスクールカーストが存在するアメリカの高校で、オタク位置でありながら幅広い交友関係を持つクレイ。

運動部のジョック(ジャスティン&ザック)、チアリーダー(“元”だけど、ジェシカ)、アウトロー(トニー)、パンク系(サイラス)まで様々なタイプの子たちから信頼を得ていて、S3では彼らがより固い絆で結ばれていたのが、もうめっちゃくちゃ良かったです。この友情は、シーズン1の時では考えられませんでしたね…泣。

納得いかない点

①アニの存在

海外の視聴者たちがツイッターで「アニがウザい」だの「嫌い」だの嫌悪感を示していますが…すっごく分かる。そもそも冒頭から「アンタ誰?」の状態でナレーションが始まって混乱したし、なかなかイラっとくる語り方で、副保安官(アレックス父)もよく奴に耐えたなと…。

その上 嘘つきだし、クレイに気を持たせながらブライスと性的関係になるし、知った顔で探偵ごっこするし…と視聴者に嫌われるのは間違いないのに、なぜこのキャラを投入したのか?

最後にアニはクレイと交際宣言してましたが、クレイ目線で見て、嘘ついて自分の敵とデキてた奴と付き合うなんて有り得ないでしょう…。(だめだめ!)

ブライス殺しの犯人

結局ザックがブライスを半殺しにした後に、アレックスが来てとどめを刺し(ジェシカは見殺し)たわけですが、イマイチしっくりきませんでした…。

犯行にいたるまでの1人1人の疑惑や行動は、巧妙にリンクしていたと思います。クロエの件でブライスがザックに怒りを向けるのも理解できるし、ジェシカが電話に出ないジャスティンの代わりにアレックスを連れて行ったという流れも納得。

ただ、ザックは暴力の根付いた運動部を変えると言ってた人物で、部の中でも1番優しい人柄だったのに、あんな残忍な殴り方をするのはしっくりこない。

アレックスについても、一時期は友達で最近も会ってた相手を、あの一瞬で殺そうと思うか?うーん…まぁアレックスのジェシカへの執念を思えばあり得るかも知れないけど、真相を知っても「あぁ、そうなの…」という印象であまりピンと来ませんでした。

そして何より、それぞれ良い方向に向かっていた彼らを「殺人犯とその仲間たち」にしてしまった展開は残念。堂々と他人に罪を着せてしまった事にも驚愕です。もっと別のところから意外な犯人を出せなかったのかしら?

③モンティの末路

モンティなんて大嫌いですよ?ですけども!今回の仕打ちは酷かった…!

父親にゲイをカミングアウトしてツバを吐きかけられた後、拘置所で殴り殺され、最終的に死人に口なしと言わんばかりに殺人の罪を着せられる…なんて、やり過ぎでない?

ただ、犯行時にモンティといた新キャラ ウィンストンが口を閉じてはいなさそうなので、いずれ殺人の疑いは晴れるかも知れません。(それはそれで困るけど…)

シーズン4がラスト

現在、『13の理由」は最終シーズンとなるシーズン4を撮影中。

ブライスジェシカに送ったテープ、モンティの潔白を知るウィンストン、漁師が発見したタイラーの銃など、次シーズンに繋がるであろう伏線は、ファイナルシーズンでどう回収されるのでしょうか?

正式な配信日はアナウンスされていませんが、これまでのペースで考えると、2020年前半辺りにリリースされると考えられます。

『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』シーズン1 全10話見た感想:毎回気分を上げてくれる、働く女性に絶対オススメなドラマ。

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『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』シーズン1完走しました!(※1話ずつの感想は7話まででやめて、全話見た上でまとめて書くことにしました^^;)

最初に抱いた期待を裏切ることなく、フィナーレまで存分に楽しませていただきました。

軽く観られるけど安っぽくないし、ポジティブだけど押しつけがましくない、女性にエネルギーを与えてくれる良作なので、いわゆる“ガールズドラマ”ですが、堂々と「好き!」と言える作品です。

それでは以下、『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』シーズン1 全10話を見た感想です。

『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』シーズン1全10話:感想

1〜3話の感想にも書きましたが、ありがちな意地悪キャラの登場やドロドロな人間関係がないという点は、最後まで変わらず。

ひたすら主人公たちのキャリアと友情(&恋愛)にフォーカスし、部下思いのボスは良きメンターとして成長を促してくれる…と、他のガールズドラマとは差別化されている印象。

ゆえに、働く女性が見たらめちゃくちゃモチベーション上がるはずです。

ミレニアル世代の女性は特に共感できると思いますが、私のように彼女達よりちょっと上&出産していると、そんな時代を思い出して何とも言い難いもどかしさを感じます。

毎回「ああ、一生懸命仕事がしたい・・・!」と思わされ、最終話で彼女たちがステップアップしていく姿を見た時は輝かしくて涙出そうでした(笑)。

 

そして、3人の友情は『ゴシップ・ガール』のように亀裂することもなく、ケンカしてもすぐ和解し、常にサポートし合うという理想的な関係。

とはいえ、それぞれ自己中な面もあり、実際に自分の友達だったら距離を置きたくなるようなやり取りもしばしば…たびたびイラっとする感じがリアルだったりします。

改めて3人のキャラを振り返る

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ジェーンは、3年のアシスタント経験を経て、ついに昇格した新人ライター。

政治など自分らしい記事を書きたいものの、おしりエステの体験談など、読者受けする軽いネタを扱わなくてはならないことに不満を募らせていく。

企画力や文章力のある優秀なライターですが、怒りっぽいのが玉にキズで…第6話でジャクリーンに歯向かった時は、こりゃナイわ…と思いましたね;

しかし寛大なジャクリーンのおかげでクビを逃れ、彼女に恩を感じつつも、最終的に自分らしい記事が書ける他社への転職を決めたジェーン。

思い留まるかと思っていたので意外でしたが、きっとどこかの地点で戻ってくるんですよね…?シーズン2の展開に注目です。

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次は、3人の中で1番の出世株 キャット

25歳にしてSNSディレクターで、部下もリクルート中と、キャリアは順風満帆。

物怖じせず、役員の前でもしっかり自分の意見を発言できて、プレゼンもこなせて、まさにボールドタイプ。

コミュ力や発信力の高いソーシャルメディアのプロって、こういうキャットみたいなキャラが多いんだろうなあ…と。

ただ、時に度を越すこともあり、リチャードのオフィスへ怒鳴り込みに行ったのは完全にNGでしたね。

先述のジェーンが編集長に暴言吐いた件は背景に母親のことがあったし、他人に害が及ぶことではありませんでしたが、

キャットの場合は自己中そのもの。サットンとの友情があるというのに…。

さらに、自画自賛することもしばしば。

例えば、SNSフォロワーが200万に達する直前、私のおかげよ!アピールをしたりとか…。あれぐらいの自己主張の強さは羨ましくもありますが(笑)。

ただ、ファッションは彼女が1番好きです!

派手でファッショナルブルなオフィスルックが目を引いて、つい真似したくなります。

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サットンは、3人の中で1番お気に入りのキャラ。

話し方が可愛いし、2人と比べて控えめなのが好印象。

先にステップアップした親友たちに嫉妬することなく、自ら夢のファッション職を勝ち取ったのは見事でした。

また、サットン&リチャードのカップルが好きだったので、別れることになって残念。

「そんな必死で付き合ってること隠す?」と思ってましたが、最終話の人事との面談を見て納得。

ただ、ラストのパーティーで、リチャードが「もっと戦うべきだった」と言ってたのが、ものすごく良かった!

好青年アレックスは不憫でしたが、サットン&リチャードにはもとに戻ってほしいなあ。

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おまけで、ジャクリーン。彼女は本当に理想的な上司でしたね。

こんなに部下思いな上司いる?と思う方もいるかも知れませんが、私はいると思います!

実際に自分にも、部下全員のキャリア形成をサポートし、どんなことにも適格なアドバイスをくれる最高の上司がいました。

厳しい時は厳しいけど、怒るわけじゃなく。イタイところの突き方や、ほめ方、すべてにおいて伝え方が絶妙でしたね。(ホントに尊敬。)

本作を見ると、20代の人はジェーンたち、部下を抱える人たちはジャクリーンに感化されるかも知れません。

お気に入りのエピソード

私のお気に入りエピソードは、第9話。大統領のNY訪問によって道路が封鎖され、オフィスから出られなくなるエピソードです。

何が良かったって、スカーレットのオフィスでカクテル飲んでファッションショーしたり、空港のファーストクラスラウンジで最後のひと時を過ごしたりと、「非日常」が味わえてものすごくワクワクしてしまったんですよねえ。

また、リストを作って転職を迷うジェーンの気持ちも、1万ドル以上のチケットを取ることはできてもゲートはくぐれないキャットの気持ちも、この年代だからこそ味わえる悩みや感情だろうな、と…。

そういう意味で、非日常のワクワク感や切なさを味わえる第9話は、自分の中でお気に入りのエピソードとなりました。

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さて、シーズン2は3/29(金)から配信ということで、今からめちゃくちゃ楽しみです!

Huluは一旦お休みしようかと思ってましたが、本作を見るために継続決定です。

Huluなら月額933円(税抜)で映画、国内外のドラマが見放題!

『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』シーズン1第7話感想:3人とも、リチャードに敬意を!

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『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』シーズン1第7話:あらすじ

ジェーンはピンストライプ誌のライアンとの交際を続けているが、デートアプリの評価記事を書くため別の人とデートすることになる。

キャットは、直属の部下ナタリーの教育がうまくできず、頭を悩ませる。

サットンはファッション業界のパーティーに出席。リチャードはサットンの親友をよく知るため、ジェーンとキャットを彼の夕食会に招く。

『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』シーズン1第7話:感想

ジェーン:ライアンとの関係を見直す

ライアンとの交際を続けているジェーンだが、出会い系アプリの評価記事を書くため、別の人とデートをすることになる。

ジャクリーンから記事の担当を引き受けた時、他の人とデートしたせいでライアンと揉める展開になるかと思いましたが、

実際にはライアンも記事のために別の女性とデートしていたことが発覚。しかも複数!

“エクスクルーシブな関係” と宣言しない限り誰とでもデートできるという解釈から、ライアンは気にしていない様子。

一方でジェーンは、ジャクリーンと夫の仲睦まじい姿を羨ましく思い、「自分は1人の人と付き合いたい」と確信。

考え方が異なるライアンを変えたくないし、自分も変わりたくないという意思を彼に伝え、2人は別れることに。

予想に反して大人の対応で、円満に終わって良かった!

元々ライアンの良さは理解できなかったし、新しいデート相手の方が好印象だからこれで良かったと思います。(複数人とのキワドイ体験を記事にしてる奴と、「関係はスローに進めたい」と海外ドラマ界で珍しくまともな対応してくれた男性なら、後者でしょう!)

キャット:部下の教育に頭を悩ませる

20代半ばにしてSNSディレクターを務め、直属の部下まで採用したキャット。

しかし、部下のナタリーは誤った情報をSNSで発信したりと、なかなか問題があるよう。

3人の中では1番早く出世したキャットですが、まだ人の上に立つには早いみたい。

教育が行き届いていなかったためか、ナタリーはカイリー・ジェンナーに関する不適切なツイートをし、キャットは即座に削除する。

最初にミスった時点で、投稿前にチェックするプロセスを挟めば良かったのに…。

ところで2017年のカイリーって、#SecondHottestJenner(一家の二番手)とか、「姉の陰に隠れてる」とか言われてしまう存在でしたっけ?2018年には姉妹の中で1番の稼ぎ頭だったというのに(笑)。

ナタリーのツイートについて、ジャクリーンから注意を受けたキャットは、リチャードが告げ口していたことを知り、彼のオフィスに乗り込む。

入社3年程度の社員が役員の元へ怒鳴りこみに行くなんて本当に有り得ないし、いくら頭に来てもサットンのことを考えたら抑えるでしょ?ちょっと理解しがたいなあ(-_-)

そもそも「あの時一緒にいなかったら気付かなかった」なんて言い分、論点がずれてるのでは?部下の教育が行き届いてなかったことが問題なのに。

サットン:リチャードとの関係に変化

サットンは、アレックスにバレたことをリチャードに打ち明ける。

リチャードは彼やジェニー達が口を滑らさないか懸念するが、サットンの親友をよく知るために彼女達を夕食に招く。

職場にバレたくないなら、サットンの友達に近づくのはbad ideaだと思うけどなあ。案の定、夕食会は地獄と化すのでした…。

また、サットンはファッション業界でネットワークを構築するため、ハイティーのイベントに参加する。

こんな社交性を要求されるパーティー無理!まぁサットンみたいにハイになればイケるかもしれませんが…絶対避けたい(笑)。

そして、そんなハイ状態のサットンは、リチャードとの約束に遅刻し、女友達とバスタブで騒ぐという無神経な行動をとる。

3人の誰もリチャードに敬意を払わないなんて、幻滅しましたよ…。

学生ノリが抜けないから「若い」と思われて当然。いつもみたいに衣装部屋でやるならまだしも、上司の家で、上司放ったらかしにして無礼な態度はNGでしょう!

リチャードの寛大な心でケンカにはならなかったものの、結局2人は内緒で付き合うことのもどかしさから破局。しかもサットンから。

これを機にアレックスが出てきたりするのかしら?

リチャードほどいい人なんて居ないんだから、サットンには考え直してほしい…!

 

★『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』は、Hulu で配信中です。

『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』シーズン1第6話感想:乳がんのリスクと向き合う、ボールドなエピソード。

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『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』シーズン1第6話:あらすじ

ジェーンは、遺伝性乳がんを予防する目的のBRCA遺伝子検査の記事を任され、自分より悲しい過去や恐怖と向き合うことになる。

キャットはSNS乳がん検査を促そうとするが、目的が別の方向へそれていく。

サットンは初めての仕事でミスをおかし、解決しようと奮闘する。

『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』シーズン1第6話:感想

ジェーン:乳がんの遺伝子検査の記事をきっかけに、避けてきた問題と向き合う

冒頭、セントラルパークに集まった女性たちが乳首をさらけ出すシーンでも、3人の中で1人だけシャツを脱がなかったジェーン。

会議で話題に上った "20代のBRCA遺伝子検査” には批判的で、実は幼い時に母親を乳がんで亡くしていたことが明らかに。

BRCA遺伝子検査って何?と思いましたが、数年前にアンジェリーナ・ジョリーが受けた検査ですね。

アンジー乳がん&卵巣がん予防のため乳房と卵巣・卵管を切除したことが話題になりましたが、ジェーンのように 若い内に検査を受けさせることは「無責任」と言った意見もあるようです。

ジェーンは、自分にとってセンシティブなテーマで記事を書くことになり、医師とのインタビューの後 ジャクリーンに怒りをぶちまける展開に…。

彼女の職場でのふるまいはさておき…今回のエピソードは、同じような境遇の女性にとって響く内容だったのではないでしょうか。

最終的に、ジェーンが自分の恐怖と向き合い、前に進む姿を見られたのは良かったです。

キャット:男女間での乳首の平等を訴える

乳首の露出に関して、フェミニズムに火がつくキャット。

確かに男は良くて女はダメというSNSにおける写真のルールは不平等かも知れないけど、

会社をアカウント停止ギリギリまで追い込むのはやり過ぎでは?

目的が”検査の布教"でなく”役員への抵抗”に変わっていったのもプロフェッショナルじゃないし、ジェーンや同じ立場の女性に対しても無神経で、ちょっと仕事ぶりが自己中に見えてきました…。

そしてアディーナとは、友達として頻繁にテキストを送り合っている様子。

この感じだと、少し距離を置いた後に再燃しそうですね。

サットン:初仕事でミス勃発

2人が乳問題で奮闘する一方、サットンはファッション部門の初仕事として、せっかく調達したネックレスを紛失。

ローレンの優秀な元アシスタントがこんな不注意をおかすのは、初日だから?以前だったら、完璧にこなせたのでしょうに。

他にも仕事は山積みなのに、ネックレス探しに時間を取られていて気の毒(~_~;)

実際にNYで物をなくしたら戻ってこない気がしますが、ドラマなので!最終的に見つかって、こちらも一緒にスッキリしてしまいました(ホッ

さてさて、今回もリチャード&サットンカップルが微笑ましくてステキだったわけですが、

ここでまさかのアレックスがサットンに告白!予感はしてたけど、彼氏いることが判明した上で伝えなくても…。

女性ばかりの職場で生き抜く処世術を身につけたナイスガイではありますが、my favorite coupleの邪魔はしないでほしいなあ。すごいイイ奴なんですけどね…。

 

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『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』シーズン1第5話感想:ストリッパーの記事でジェーンがピンチ!

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『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』シーズン1第5話:あらすじ

ジェーンは、フェミニズムの星として元銀行員のストリッパーの記事を書くが、本人から名誉棄損で訴えられる。

キャットは、アディーナとの恋愛がシリアスになるにつれ、関係を見直し始める。

サットンは、新しい仕事の給料が思ったより低く、オリヴァーに条件の交渉を試みる。

『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』シーズン1第5話:感想【ネタバレ有】

※『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』シーズン1第5話のネタバレを含みます。

ジェーン:ストリッパーの記事を書き訴えられる

今回1番ピンチだったのは、本人が言う通り ジェーン。

金融業界出身でストリッパーになったモーガン・スタンレー(芸名)を「フェミニズムの星」として紹介したら、

彼女の身元がバレて、名誉毀損でスカーレット社とジェーンが訴えられてしまうという展開に。

芸名ならOKという約束だったのに…というジェーンの言い分は分かるけど、

会社のことを1番に考えず自己中な言動ばかりだし、敬意を表して記事を書いた相手に「ストリッパーのくせに」と暴言を吐くなど、

今回はマイナス面が目立ってしまったかな。

上司たちは、そんなジェーンを戒めつつも 優しくて優しくて…

自分だったら?と思って見たとき、

「訴訟は記者の勲章」や「非がないなら謝らないで」というジャクリーンの言葉は気を楽にさせてくれるし、リチャードの「先方が挑発的だった」というフォローや、退学になったのは「学校が悪い」という意見は、有り難すぎる。

リチャードは『マッドメン』の時は嫌いだったけど、今はどんどんファンになってきてます(笑)。

キャット:アディーナとの関係は一時停止?

一方でキャットは、アディーナとの関係が一進一退。

二股になってしまったアディーナは出来る限りちゃんと対応したと思うけど、キャットがまだシリアスな関係になる準備ができてなかったという印象。

2人とも、アディーナの恋人 ココへの罪悪感にさいなまれていたし、一回冷静になってからのがいいのかな?

とりあえず、このままでは終わらなさそうな予感はします。

それよりも、仕事中に私用電話をしながら同僚とチャットして、間違えて会社のSNSに “lesbian shit” なんて投稿する無責任さは如何なものかと…

見たのがジャクリーンだけで良かった。

そしてジャクリーンはキャットのミスを攻めず、個人的な問題を心配するという、相変わらずの良きメンターぶりを発揮。

素敵なボスだと思うけど、部下思いも度が過ぎるとリアリティに欠けるかも…?

サットン:新しいポジションの安月給に悩む

同じ会社で、同じアシスタント職で、異動して給料激減なんて、ジョブレベル自体が下がったのかしら?

いくらファッション部門が夢だったからとはいえ、今までの生活を維持できないほどの安月給では簡単にサインできないでしょうね…。

まず最初に条件聞いておくべきだったとも思うけど、ローレンの助手として3年の実績があるし、評価も高かったし、そんなに給料が下がるなんて思わなかったんだろうな。(一体いくらなのか気になる…)

未経験分野な上に、交渉しづらい立場ではあるものの、ちゃんと話を切り出せたのは度胸ある!

結局、自分の能力や経験に自信(と根拠)がないとサットンのような行動は起こせないけれど、相手を説得できる材料があるなら試す価値はあると思います。見習お。

仕事に一生懸命で、友達思いで、性格も可愛らしくて、今のところサットンが1番好印象です!

初のケンカ?

今回初めて3人が揉めるシーンがありましたが、翌日には謝罪して相手をサポートする…という大人な対応は、見ていて清々しかったです。

社会人になってから友だちを作るのは本当に難しいので、彼女たちのように職場に助け合える親友が居るのは貴重。

衣装ルームに集まったり、電話中にチャットしたりと、まだ学生気分抜けないのか!と思う一方で、社会人になっても あんな友情を築けるのは羨ましくも感じます…!

 

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『YOU -君がすべて-』シーズン1全話 感想:意外な展開だらけのストーカー物語に、最後まで目が離せない!

Photo courtesy of Lifetime

昨今の米テレビ界では、SNSのネガティブな面を描いたドラマが多い。

アメリカを荒らすものたち』ではInstagramを使った犯罪やいじめ、『The Good Fight』ではTwitterのなりすましなど、今一度SNSとの関わり方について考えたくなる内容ばかりだ。

その中でも、"プライバシーの侵害" という形でその恐ろしさを描いたのが『YOU -君がすべて-』である。

一人の男が一目惚れをした女性をつけ回し、彼女の世界にどんどん入り込んでいく過程をストーカーの視点で描くのだが、

想像していたストーカー劇とは違い、フィナーレに至るまでに何度も意外な展開となり、あっという間に全10話を完走してしまった。

主人公のジョーを演じるのは、『ゴシップガール』ダン・ハンフリー役のペン・バッジリー。(好青年なストーカー役がハマりまくり。)

ヒロインのベック役は、『ワンス・アポン・ア・タイム』のエリザベス・レイル。(『リベンジ』のエミリー・ヴァンキャンプをもっと可愛くした感じで、人気でそう。)

そして、ベックの親友 ピーチ役として、『プリティ・リトル・ライアーズ』のシェイ・ミッチェルが久々にTVドラマに出演。(PLLエミリー役よりハマってるかも。)

それでは、以下『YOU -君がすべて-』シーズン1の感想です。(ネタバレ有)

『YOU -君がすべて-』シーズン1:あらすじ

本屋の店長 ジョーは、店に訪れた客のベックに一目惚れをする。

SNSで彼女の私生活を追い、住所を特定してつけ回し、ある出来事がきっかけで急接近する。

『YOU -君がすべて-』シーズン1:感想

ストーカーの話というとゾッとするよう心理スリラーを思い浮かべるが、本作は不気味さ一色というわけではない

主人公のジョーは確かにサイコなストーカーだが、本を愛し、知的なユーモアがあり、アパートの隣に住む男の子に親切な好青年でもあるのだ。

そして、ライター志望のミレニアル女子ベックは、今時珍しいぐらいオンラインでも現実世界でも無防備。

SNSは全員公開で、スマホもパソコンもロックはなし。窓の外から家の中が丸見えでも、タオル一枚で過ごしている。

ジョーほど賢い人物でなくても、難なくストーキングできてしまうほどの無防備な生活を送っている。

おまけに自己愛が強く、若干ビッチな面もあり、イマイチ同情しづらいキャラとなっている。(とはいえ、被害者に非はないのだが。)

この他にも、ベックが想いを寄せていたベンジーや親友のピーチなど、脇役たちのゲスな人物像もはっきり描かれており、誰のサイドにもつけないまま興味深く物語は進んでいく。

その中で、何度も意外な展開を繰り広げ、結末をいたるまでの過程も実に楽しませてくれた。


まずは、最初に行く末が気になったのは、ベンジー

あぁ居るよねって感じの若手起業家のゲス男で、ベックと関係があるため本屋の地下に監禁されてしまう。

ここは、ジョーは単なるストーカーなのか?人殺しなのか?彼のサイコ度合いが問われる場面。

ベンジーは自身のアレルギーや、ベックの知られざる本性を明かしたりと、(コミックリリーフ的な)キャラも立ってきて、

さらには過去にもみ消した犯罪の証拠を渡すことで、外に出してもらおうと図る。

もしかして助かる?とわずかな希望を持ち始めたりもしたが、結局はピーナッツオイル2杯(アレルギー)を盛られてマヌケな最期を迎えるベンジーなのであった…。

ベンジー Photo courtesy of Lifetime


次に、ずっとジョーのナレーションで描かれていた物語が、第4話で急にベックの視点になる。

キャプテンという名の怪しげな男の存在が浮上し、ベンジーの言っていたパトロンは本当にいたのか!となるものの、ふたを開けたら実は父親。(それも死んだと嘘をついていたことが発覚。)

ここでベックのバックグラウンドが描かれることとなる。

正直この時点でつけてきたジョーを怪しいと思っても良いぐらいだが、ベックは気にならないようだ。

 

性悪でリッチな親友のピーチは、大量の隠し撮り写真を保存しているほどベックに執着している。

ちなみに、またもやシェイ・ミッチェルが女の子を好きな役を演じているので PLLのエミリー&アリソンを思い出してしまうが、今回のシェイはエミリーでなくアリソン寄りの性悪。

ピーチが撮った写真や別荘での一件はなかなかの気持ち悪さだが、ジョーには敵わない。

サイコなジョーから盗まれ、殴られ、銃殺され、久々のテレビ出演だったのにシェイはS1でおさらばとなる。(残念!)

ピーチ Photo courtesy of Lifetime

1番驚いたのは、意外にも途中で2人があっさり別れてしまうこと。さらに、ジョーにカレンという新しい彼女までできるとは!

本作では、ジョー&ベックと、隣の子供パコという2つのプロットが進行するのだが、

カレンはどちらの問題にも貢献してくれたと思う。

彼女のおかげでジョーのベックへの異常な愛は少しずつ薄れ始め(たように見え)、パコの母親は解毒に成功。

しかし、今度はベックが軽いストーキングをしてジョーを追い始めたせいで、彼の異常性を引き戻してしまうのは、なんとも皮肉である。

パコ Photo courtesy of Lifetime

すっかり幸せなカップルと化したジョーとベックだが、実は別れる前にベックが裏切っていたことが発覚。

ケンカの原因となった「セラピストとの浮気疑惑」をジョーの被害妄想と思わせておいて、本当に浮気していたのだ。

ニッキー先生のプロットは「身元を偽って患者になったジョーの正体がバレる」展開になるかと思ったが、まさか結局先生がクロだったとは…。

こんな役を演じていたのが、ジョン・ステイモスなのがちょっと残念。

今回はベック殺しの罪を着せられてしまったが、もしかしたらS2で無実を主張して再登場するかも?

セラピストのニッキー Photo courtesy of Lifetime


そして最後、ジョーの元恋人で死んだはずのキャンディスが登場。どうやら生きていたらしい。

このラストは小説とは異なるらしいが、せっかくジョーから逃れたのに戻ってくるなんて、よほどの理由があるのでしょうね?

(ところで、キャンディスの顔どこで見たかと思ったら、レイ・ドノヴァンでレイにつきまとってた子だ。スッキリ!)


シーズン2はどう話が続くのかと思っていたが、ベックが死にキャンディスが出てきたことで、ジョーの過去を浮き彫りにする内容となりそう。

ジョーとベックは本という共通の趣味もあり、別の方法でアプローチすれば、きっと相性のいいカップルになっていただろうに…。

しかし、ジョーの不安感や執着心は異常なまでに強く、普通に女性を愛することはできないかもしれない。

その一方で、パコへの接し方や途中で身を引いたことを考えると、いずれサイコな部分をなくすことができるのでは?と望みを持っていい気もする…。

純粋に良い面も描かれていため、ジョーの人間性をつかみきれなかったが、

舞台をLAに移したシーズン2で、彼がどのような物語を繰り広げるのか、大いに期待したい。

『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』シーズン1第4話感想:3人&スカーレット誌の新たな方向性。

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第4話!3人の仕事・プライベートだけでなく、スカーレット誌に関しても進展のあったエピソード。新たな方向性を探り、ますます面白さを増してきました。

あの人のキャリアにも光が見えてきて、これから異なる3つの側面でスカーレット誌という舞台を見られるのが楽しみ!

やはり世代が近いというのもあって、置かれた環境は違うけど見るとモチベーション上がりますね。(ファッションもおしゃれだし!)

それでは以下、『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』シーズン1第4話の感想(ネタバレ有)です。

『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』シーズン1第4話:あらすじ

ジェーンは女性議員について書いた記事が評価され、政治報道セミナー「30歳以下による政治への声」にパネリストとして招待される。ジャクリーンはリチャードに「政治も柱にしたい」と役員会で議題に上げるよう依頼する。

キャットは、アディーナから就労ビザを延長するために推薦状を書いてほしいと頼まれる。

サットンはファッション部門のオリヴァーの助手候補となるが、ファッションの名門校(FIT)卒だと勘違いされる。

『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』シーズン1第4話:感想【ネタバレ有】

※『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』シーズン1第4話のネタバレを含みます。

ジェーン:政治報道セミナーに参加

前回「セックスの記事が自分のブランドだと思われたくない」と発言していたジェーンにとって、今回の政治報道セミナー aka ライターズ・ルームは大きなチャンス!

とはいえ、このプレッシャーは大き過ぎる。

突然招待された上に、大ボス・役員・同僚・恋人もどきが見てる前で話すなんて地獄でしかない。その上、スカーレットの今後に影響するとあれば、想像しただけでストレス・・・。

当日は、ピーボディ賞受賞者を含む3人の政治記者の後に "スカーレット誌の政治のファッション解説者" なんて紹介されるし…ちょっと語弊がある気がしますけど(笑)。

しかし一番最初に話を振られて、うまく回答していた思います。隣に遮られて途中から全く話せなかったので、本人は自己嫌悪に陥ってしまうのですが…。

ジェーンが「信頼できる発言者が必要」と意見できたことは、まさに彼女が招待された意義だと思います。同世代の女性の多くが求めることを、ジェーンがこの場で代弁しているのですから。

ゆえに、発言数が少なくてもSNSの反応は良好。

ジャクリーンは政治の枠を持つことを押し通し、初回の記事を書くのはキャットだそう。

キャット:アディーナと急接近!

今回キャット&アディーナが出くわしたのは、人種差別。

私がアメリカに2年半ほど住んでた時、毎日のように電話で日本語を話しまくってましたが、アディーナのように攻撃されていてもおかしくなかったかも知れませんね…。

ただ、今回は明らかなイスラマフォビア。

アディーナが言っていたように、そこにホモフォビアまで加わったらさらに立場が弱くなるのは当然。

有色人種であるキャットが、その点を理解してあげられなかったのは少し不思議かも。

(キャットを演じるアイシャ・ディーは、肌の色が原因で母国オーストラリアではあまり仕事を得られなかったようです。)

ただ、今回の件があったからこそ、結果としてアディーナと距離を縮めることに成功!ちょっとぎこちなく見えましたが、これはカップル成立か?(ココとかいう彼女は…?)

サットン:ついにファッションの道へ

せっかくオリヴァーの助手最有力候補になったのに、FIT卒と勘違いされて、訂正せずにそのまま偽ろうとするサットン。

海外ドラマ見てると、いずれ発覚するであろうウソをつく展開が度々出てくるけど、毎回全く共感できません(笑)。

結局バレて一時はオリヴァーの信頼を失うも、真の自分を表現したボードを作ってアピールし、晴れて採用が決定。

サットンは才能が認められていたからこそ、最終的に受け入れられたわけで。実際そんな甘くないでしょうけどね…。

ところでエピソードタイトルの原題「If You Can't Do It With Feeling」は、サットンとオリヴァーの会話で出てくる「心を込められないなら やめなさい」というパッツィー・クラインの言葉。キャリアに迷いがある時に聞くと、グッときますね。

このエピソードにもピッタリの言葉なのに、なぜ邦題は「違う世界に生まれて」なんだろ?と少々疑問…。

まとめ

やはりドロドロ愛憎劇や意地悪なライバルといったありきたり要素はなく、現実世界の問題にタックルしながら、主人公たちが成長していく…これだけでスゴく新鮮に感じます。

ちなみに3組のカップルの中では、サットンとリチャードが1番好きです!今回のエレベーターでのやり取りなんてカワイさ炸裂でしたね。楽しそうで微笑ましい(笑)。

また、今回サットンのウソがバレた後、キャットやリチャードが自分のせいだと責めたのに対し、サットンが「私が悪い」と返していたことに感心。

ここで責任をなすりつけて、ケンカに発展する…なんてことにならないのが、本作ならではの良さ。今後もどうか道をそれず、このままの方向性を維持してほしいです…!