海外エンタメジャーナル by Sam

海外ドラマが好き過ぎてエンタメ業界に入ったSamが、海ドラの感想やセレブニュースについて綴るブログです。

シカゴ・ファイア、シカゴ P.D.、シカゴ・メッドがフランチャイズとして成功した5つの理由。

シカゴファイア

Photo courtesy of IMDb

ディック・ウルフ製作の大人気海外ドラマ『シカゴ・ファイア』が、全米で放送開始したのは2012年のこと。

シカゴの消防士たちが奮闘する姿を描いて大ヒットとなり、2年後にスピンオフ第1弾『シカゴ P.D.』がスタートし、その後は『シカゴ・メッド』、『Chicago Justice』と毎年新たなシリーズが誕生。(『Chicago Justice』のみ1シーズンで打ち切り。)

3シリーズとも高い視聴率を誇り、今では放送局NBCの看板番組となっています。

本来、私は消防士や刑事もののドラマをあまり観ないのですが、シカゴ・シリーズに関しては大好きです。途切れなく放送してくれている、AXNさんに大感謝!

さて…シカゴ・フランチャイズがここまで成功した要因は何でしょうか?

以下、思いつくままにその理由を5つまとめてみました。

理由①一作目の『シカゴ・ファイア』が最高である。

f:id:samsjournal:20180223132319j:plain

Photo courtesy of IMDb

フランチャイズとして成功した1番の理由として、本家『シカゴ・ファイア』の面白さが挙げられます。

舞台となる51分署の登場人物たちが、これでもか!ってぐらい良い人たちで、仕事でもプライベートでも互いに助け合う姿は視聴者の心をわしづかみにしてきます。

毎エピソードに笑える場面もあれば、時にしっかり泣けるシーンもあり、消防の現場ではハラハラさせてくれる。程よくキャラの入れ替えがあったり、登場人物の成長、環境や心境の変化が描かれていて、全く飽きさせません。

『シカゴ・ファイア』が好きなんですもの、スピンオフを観ないわけがないですよね。

理由②スピンオフ単体でも面白い。

シカゴPD

Photo courtesy of IMDb

本家が強いスピンオフってコケる場合が多いのですが、シカゴに関しては当てはまりません。スピンオフ単体でもめっちゃ面白い。

『シカゴP.D.』なんて、『ファイア』で悪役演じたボイトが主役ですよ?

確かに興味をそそりますけど、あんな奴を主人公にしてドラマが成り立つのか?と思いきや、悪徳警官という設定は殺さず、彼の良さを引き出し、そのキャラをサポートできる人物たちで周りを固め、上手いこと刑事ドラマが完成しました。

『シカゴ・メッド』に関しては、まだ1シーズン観終わっていないので様子見ですが、普通に面白いです。本国ではPDと同じぐらい視聴率とっているし、これからますます盛り上がっていくのだと思います。

理由③キャラクターが魅力的。

たくさんのドラマを観てきましたが、シカゴのようにメインキャラ全員を好きになることは珍しいです。

先述の通り、『シカゴ・ファイア』のキャラクター達は皆めちゃくちゃ良い人。個人が抱える問題で周りに迷惑をかけることはあっても、良い人の部分はブレない。そして、署の仲間が共に問題に取り組み解決していく様子を見て、この人たち最高!ってなります。
また、レズビアンのシェイ、ヒスパニック系のドーソンやクルース、ロシア系のオーチスなど、性的志向や人種が様々なキャラクターを扱い、それぞれの持ち味を存分に生かしています。

ファイアが温かみのあるキャラで固めてる一方、『シカゴP,D.』はスタイリッシュでかっこいいキャラばかり。
特に、特捜班の紅一点リンジーは、優秀な警察で性格もサバサバしていて美人!
海外ドラマで数少ない、ウザくない女キャラです。『ワン・トゥリー・ヒル』ブルック役のソフィア・ブッシュが演じていますが、リンジー役の方が断然合っていますね。(降板してしまったのが残念…!)

プロフェッショナルでかっこいい特捜班に対して、コミカルな役を務める巡査たちも、めちゃくちゃいい味出しています。

シカゴPD リンジー

シカゴP.D.のリンジー / Photo courtesy of IMDb

理由③シカゴ全シリーズが、同じ世界の同じタイムラインで存在している。 

ここがめちゃくちゃ重要。①②③で述べた通り面白い作品の魅力的なキャラ達が、シリーズの枠を超えて合流します。

消防署、警察、病院なので、同じシカゴ市内で事件が起きたら必然的に関わることになります。
『シカゴ・ファイア』で放火が起きて『シカゴP.D.』の特捜班が出てきたり、ファイアのキャラが『シカゴ・メッド』の病院に運ばれたりと、ファンにとっては嬉しい限り。
また、他のシリーズ同士でカップルが成立することも!

そして、忘れちゃいけないモリーズ」の存在。
ファイアのハーマン・ドーソン・オーチスが経営するバーで、全3シリーズのキャラ達の憩いの場となっています。
彼らが仕事終わりにモリーズで飲む姿を観ると、「へえー、ファイアの○○ってメッドの○○と仲良いんだ」とか、意外なキャラクターの交流が見られて面白いです。

理由④毎シーズン大きなクロスオーバーがある。

③に続きますが、ちょこちょこ出演だけでなく、シカゴ・シリーズ+『ロー・アンド・オーダー 性犯罪班』のディック・ウルフ作品を合わせた大きなクロスオーバーが、毎シーズンあります。

劇中で発生する大きな事件を軸に、人気作品たちをガッツリ絡ませることができるのは、シカゴフランチャイズの大きな強み

もちろん撮影する側は相当大変らしく、『シカゴ・ファイア』セブライド役のテイラー・キニーいわく頭痛の種だそう。それでも高い視聴率取れるし、ファンは楽しみにしてるからやめないでね…!

理由⑤SNSやイベントでファンの心を掴んでいる。

ツイッター上で、シカゴ・ファイア、PD、メッドそれぞれのアカウント同士がクスッと笑える絡みをしていたり、キャスト達が放送エピソードについてツイートしたり、インスタグラムに共演者との仲良しショットを投稿したりと、SNSを通してファン達を喜ばせるのが上手い!

また、全3作品のキャストが集まるプレスイベントやファンイベントまでも開催して、シカゴキャストが集結する機会をどんどん広げています。

kaigai-drama-board.com

これも出演者にとって大きな負担だと思いますが、ファンをキープするには非常に効果的な戦略だと思います。

とにかくシカゴ・シリーズは最高!

まだまだ勢いの止まらないシカゴ人気。

今後も素晴らしいストーリーと魅力的なキャラクター達で、視聴者を魅了し続けてほしいです。
『ロー・アンド・オーダー』のように長寿番組となり、更なるスピンオフが誕生することを期待しています!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!