海外エンタメジャーナル by Sam

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『グレイズ・アナトミー』シーズン14 第11話 あらすじ&感想【ネタバレ】:ベイリーの一大事!

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前回はエイプリル、今回はベイリーが主役の回でした。

ベイリーが今抱えている問題や仕事の重圧、そして知られざる過去が明らかになります。

以下、『グレイズ・アナトミー 』シーズン14 第11話の感想です。

グレイズ・アナトミー』シーズン14 第11話:あらすじ

ベイリーの体に不調のサインが出ていた。グレイ+スローン記念病院で診察を受ければ、部長としての評価が落ちると心配したベイリーは、病欠を取ってシアトル長老派病院へ診察を受けに行く。長老派病院の外科部長マックスウェルはストレスが原因だと診断。心臓の精密検査を訴えるベイリーの話をマックスウェルが聞き流したため、ベイリーはマギーを呼ぶ。そこへ病欠を取ったベイリーを心配したリチャードもやって来て……。

引用:WOWOW

グレイズ・アナトミー』シーズン14 第11話:感想(ネタバレ有)

 ※以下、 『グレイズ・アナトミー』シーズン14 第11話のネタバレを含みます。

ベイリーが心臓発作!?

ベイリーはシアトル長老派に行き、自ら「心臓発作を起こしている」と訴える。

病院で心電図をとっても異常が見られないため、精神的ストレスが原因だと思われてしまう。

ベンが消防士になることでケンカは続いてるし、グレイ+スローンでのハッキングやら何やらでストレスがあるのは間違いないですが・・・、ベイリーは心臓発作だと言い張り精密検査を希望。

心臓発作は男女で症状の現れ方が違い、女はすぐに倒れたりしないと説明するも、ここでは対応してもらえません。

このシアトル長老派の外科部長マックスウェルってのが、使えない医者なんですよね~。

大病院の医者が必死に訴えてるんだから、精密検査してあげればいいのに!

そこで、セカンド・オピニオンを求めたベイリーに送られたのは、心臓外科医ではなく・・・精神科医。(シカゴ・メッドでよく見る感じね。)

しびれをきらしたベイリーは、マギーに電話。周りに内緒でシアトル長老派のERに来るよう頼みます。

マギーの到着と同時に、朝ベイリーから病欠の連絡を受けたリチャードも心配してやって来ます。

ベイリーはグレイ+スローンで診察したくなかったのに、他の病院が使えなさ過ぎてマギーを呼ぶ羽目になるとは、皮肉ですねえ。

グレアナの世界では、結局グレイ+スローン以外信頼できませんから・・・。(デレクの件も含め。)

とりあえず、この2人が駆け付けたことで一安心!

ベイリーの過去

心臓発作を訴える中、ベイリーは度々自分の過去を思い起こします。

母親が心配性だったようで、子供の頃は木に上って読書していたら怒られたり、中学生で補助輪付き自転車に乗らされたりと、過保護な家庭で育ったもよう。

ベイリーが名門大学に合格した時も、母親は家から遠いことを理由に喜んでくれず、2人は揉めてしまいます。

その時父親から、実はベイリーには生後2か月で亡くなった姉がいたことを聞かされます。

そんな辛い出来事があれば、次に生まれた娘を守りたい気持ちは理解できますね…。(ただ、補助輪はやりすぎだけど;)

 本当に心臓発作が起きる

マギー&リチャードがベイリーと顔を合わせて間もなく、本当に心臓発作で倒れてしまいます。ほら見ろ!

意識を取り戻した後、リチャードはグレイ+スローンに転院することを勧めますが、ベイリーは拒否。

今回のことを病院に知られたくないのは、初の女性外科部長となり、やっと自分の能力が認められたのに、ここで評価を下げるわけにはいかないからだそう。

女性の場合、トップに立つまでの過程だけではなく、その地位を維持することも男性より難しいのでしょうね。(この番組は本当に働く女性に刺さるドラマですよ!)

さて、肝心の手術はマックスウェルが使えないためマギーが施すことに。外科部長のくせに、どういうことよ?(笑)ホント大病の場合は、グレイ+スローン以外に行ったら死ぬわ…。

ベイリーはベンに知らせることも拒んでいましたが、手術前になり、ようやく連絡することを決意。

ベンが病院へ駆け付け、手術が終わるのを待つ間、リチャードが「自分たちは身を案じて待つだけの身分だが、(消防士になることで)君もそうさせる」と話します。

リチャードって教育係なだけあって、日頃から悩める医師たちの心に響くセリフを言うんですよねえ。

これにはベンも心打たれたらしく、手術終了後、ベイリーに消防局をやめたと伝えました

しかし彼女の気持ちはすっかり変わっていて、本当にやりたいことをして望むままに生きてほしいと、辞職を撤回させます。

長かった夫婦間のギスギスが終わって良かった!これから心配が尽きないと思いますが、考えを改めたことで大きなストレスから解放されたでしょうね。

そして、今回の件でベイリーが関係を修復した相手は、夫だけではありません。

ベイリーはベンに、木の上で読書がしたいからツリーハウスを作ってほしいと頼みました。

これは、幼少期に母親から禁止された遊びですね。

ベイリーが母親に電話し、「心臓発作にあって怖かった。手術をして今は平気。」と伝えると、母は「知ってる。私の娘だもの。」と優しく答えました。

今回ベイリーを守ろうと必死だった母の回想を見てきたので、最後の最後に今は娘を信じ、どんと構えている姿が見られて・・・少しウルウル(笑)。

心臓発作をきっかけに思いを巡らせ、大切な人との関係を修復し、

最終的には、自分が望む道を選び人生を満喫することの重要性に気づくという、なかなかメッセージ性の強いエピソードでした。(女性は心臓発作の症状についても学べましたしね!)

 

それにしても、2週連続メレディス以外のナレーションはちょっと寂しい!

番外編的なエピソードも面白いけど、そろそろメインのストーリーに戻ってほしいなあ。

メレディス、アレックス、エイプリルのその後については、次回に期待です!