ドラマ版『ミスター・メルセデス』1話感想:ショッキングなシーンに注意。
ホラーの巨匠スティーブン・キングと、TV界の名プロデューサー デヴィッド・E・ケリーがタッグを組んだ『ミスター・メルセデス』。
初回放送から数日遅れで、やっと第1話を鑑賞しました。
明け方に目が覚めたので、子供が寝ている今がチャンス!と思い再生したものの…薄暗い中観るドラマじゃないですね(笑)。明け方にピエロはダメ!
ミステリーというジャンルでありながら、結構ショッキングなシーン含んでいます。
『ミスター・メルセデス』あらすじ
2年前に殺⼈事件を犯しながら、警察の捜査の⼿を逃れ何⾷わぬ顔で⽇常⽣活を送る⻘年ブレイディ・ハーツフィールド。彼は退職した元刑事ビル・ホッジスに急接近し、過去の事件捜査を焚き付ける。挑発を受け捜査に執念を燃やすビルは、犯⼈を捕らえることが出来るのか…︕︖
引用:スターチャンネル
『ミスター・メルセデス』第1話「嘲笑う男」感想
ストーリーを一切知らなかったので、冒頭の就職あっせん会会場前で明け方から求職者が行列を作っているシーンで、「なんか暗いなあ…」なんて思いながら観ていました。(華やかな世界が見たい!)
寒い夜明けに生後2か月の赤ちゃんを連れて来ている女性がいて、ただでさえ白い目で見られているのに、オムツからおしっこ漏れるわ、赤ちゃんは乳求めて泣くわで、てんやわんや。
親切な男性が寝袋を貸してくれて、オムツ替えを済ませ授乳しているところに、突如メルセデス・ベンツのヘッドライトが行列を照らします。
消せー!なんて言っていると、ピエロのマスクをかぶった運転手がものすごい勢いで人の中に突っ込んでくる!
ストーリーを把握していなかった私は、女性&赤ちゃん&男性の3人はてっきり生き残るものと期待していたら・・・甘かった。
全員容赦なく潰され、辺りは血まみれの惨劇。
もうね、人々が明け方から求職活動しているシーンでどんよりして、赤ちゃんハプニングでそわそわして、最終的に赤ちゃんもろとも被害に遭うことでショックを受け、一気に気持ちが暗くなりました。しかもピエロ!怖
そして主人公ビル・ホッジス刑事を含む警察が登場し、次のシーンで2年後に飛びます。
担当刑事だったビルは退職し、ペットのカメにエサやったり、元同僚とランチしたり、お隣のおばあさんと交流したりと、ダラダラ暮らしています。
Photo courtesy of AT&T
一方で、BEST BUY的な電器屋働くブレイディは、店長から「コンピューターに詳しいから雇ってやったんだぞ」などとドヤされながら一見平凡な日常を送っています。
Photo courtesy of AT&T
ある日、ビル宛にメールで動画が届きます。
再生すると、メルセデス・キラーから被害者の写真を含む悪質かつ挑発的な映像が流れ、終了後にファイルは跡形もなく消えてしまいます。
ビルは、芝刈りバイトの青年ジェロームに動画を復元できないか見てもらうと、ジェロームは「これをやったのは相当テックに強い奴だ」と回答。
はい、そうです。犯人はアイツです。
このドラマは犯人探しをするミステリーではなかったのですね。
第1話では、無差別殺人事件を追っていた元刑事と、彼を挑発するサイコ野郎の生活を平行して描き、これからも何か起こるぞ!という流れでエピソードを締めくくりました。
このドラマ面白いと思うのですが、自分にとってNGな要素が3点ほどありました…。
まず、子供・母親・動物・老人などの弱者(屈強な母親/老人なら良し)を痛めつける描写は本当に無理!
やめてください。因みにレイプも見てられない。
そして、ブレイディと母親の交流に見る近親相姦的な描写。気持ち悪すぎた~><
あと、犯人を象徴するピエロとスマイルマーク。陽気な姿に秘める邪悪な心が怖い。
ギブアップするほどではなかったので、第2話も観ますけどね^^;
未解決事件の犯人が刑事にコンタクトし挑発するという展開はよくありますが、最初から犯人が分かっているドラマってなかなかないので、続きは気になります。
今後、キング流にどう展開させていくのかが楽しみです!