海外エンタメジャーナル by Sam

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『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』シーズン6 感想(ネタバレ):新たな舞台、新キャラ、新展開。まだまだ盛り上がるS6も必見!

Photo by Netflix via IMDb

『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』シーズン6を視聴しました!

面白さに関して、このドラマは間違いないですね。毎シーズン夢中にさせてくれます!

長きに渡る暴動が終わって、重警備刑務所という新たな舞台に移り、新キャラも登場し、S6はまたフレッシュな気持ちで見ることができました。

以下、『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』シーズン6の感想です。

『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』シーズン6:あらすじ

3日間にわたる暴動に終止符が打たれ、パイパーを含む囚人たちは重警備の刑務所に移送される。
所内はブロックで分かれており、バーブが率いる「Cブロック」、キャロルが率いる「Dブロック」、老人と精神異常者が収容される平和な「フロリダ」が存在する。
軽警備組は分裂して各ブロックに割り当てられるが、ギャングに馴染む者、馴染んだフリをする者、仲間を裏切ってフロリダへ逃げる者など、それぞれの方法で新たな環境に適応しようとする・・・。

『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』シーズン6:感想

舞台を変え、キャラの入れ替えもありましたが、相変わらずテンポ良く、人間模様や過去のストーリーが濃く描かれ、一気見せずにはいられない内容でした。

新キャラもまたクセ者ぞろいで、Cブロックのボスのバーブ、Dブロックのボスのキャロル2人は姉妹)、Cブロックでドラッグを密輸する男前なダディバーブの手下でTHE いじめっ子なバディソンの4人がメインとなります。

SNS上では、ダディと、回想に出てくる若き頃のキャロルの人気がスゴイ!

ダヤさえ同性愛の世界に引き込んだダディはストレートの女性視聴者をときめかせ、サイコなヤング・キャロルはそのカッコよさで男女問わず魅了するという・・・。

シーズン6まできて、さらに人気キャラを生み出す辺りはさすがジェンジ・コーハン(プロデューサー)!

また、新キャラの登場があれば、今回は不在のキャラもたくさん。ブー、マリッツァ、ワトソン、ソーソーなどは登場しないので、ファンの方は残念!

 

S6に登場するオリジナルキャラは、

Cブロックに入ったニッキー、ローナ、ダヤ、グロリア、マリア、テイスティ、フラカ、シンディ、

Dブロックに入ったパイパー、アレックス、レッド

フロリダ入りに成功したフリーダ、ペンサタッキー、スーザン

C、D、フロリダなら間違いなくフロリダを選びますが、一番イヤなのは「D」ですね。バディソンがいるんですもの。

メディアから「シリーズ史上1番の嫌われ役」とも称されているほど、現実世界で絶対に関わりたくないタイプ。そんなバディソンに目を付けられたパイパーは気の毒…(だけど仕方ない)。

 

今回初めてパイパーが「何故いつも自分が狙われるの?」と不満を漏らし、親切にテイスティが「自分が得られなかったものの象徴だから。裕福で、教養があって、チャンスもあった。変われるなら変わりたい。」と語るシーンがあります。

そのシーンは刑務所内の美容サロンで、頭につけられたガムを取りに来たパイパーに対し、暴動の扇動&ピスカテラ殺害の容疑で裁判に向けてヘアセットに来たテイスティ。

この深刻度の差も気にせず、悲劇のヒロインぶるパイパーに思わず「あんたのそういうところだよ!」と言いたくなるワンシーン。

そんなテイスティは、カプートのサポートを受けながらも、無実なのに陪審員裁判で終身刑を受ける羽目に。

プッセイのために一人戦ってきた彼女に対して、この仕打ちはひどすぎる!

こんな未来が待っているなら、1回出所した後戻ってこなきゃ良かったね・・・。

 

そして、基本的に空回りがちなパイパーですが、今回は最初冷ややかな目で見ていた「キックベース」が、どんでん返しで最終的に好転するというミラクルが起きました。

そのおかげで、

バーブとキャロルが殺し合い、2人の脅威がなくなる。

・渋々キャロルの手下になったアレックスはギャングを抜けられるかもしれない。

・フリーダの命は無事。

・純粋にブロックの垣根を超えてキックベースを楽しめた。

などの良い展開につながり、この件に関しては結果オーライといったところでしょうか。(余波がなければ。)

 

その上、パイパーはバディソンに狙われたおかげでヘロインを見つけ、密輸した張本人の看守に相談し(知らずに)、その看守から早期出所という形で追い出されるという、これまたミラクルが発生!

あまり共感できないパイパー&アレックスカップルですが、急に明日から離ればなれとなるのは少し可哀想でしたね。

急きょ行った結婚式では、アレックスが「何でパイパーなんかにいつも優しいんだろう?」という私の疑問に答えてくれてスッキリ。負い目を感じているから、ということですね。

最初はアンチ・アレックスだったのに、いつの間にかアンチ・パイパーになってしまったので、過去の出来事をすっかり忘れていました(笑)。

パイパーは出所すると、「パートナーが檻の中」というS1&2のラリーの立場になるということですね。

今後どういった形で登場するか分かりませんが、刑務所内ではすっかり影が薄くなっていたので、外の世界の方が活躍できるかもしれません。ダヤの母アライダも頑張っていますし(笑)。

そして、同時に出所したブランカは移民拘留センターに移送されることに・・・。

恋人に会えると大喜びで出て行ったのに、これは切なすぎる。現代のアメリカを映し出すような内容が胸に突き刺さります。

 

テイスティ、パイパー、ブランカの行方に加え、出血してしまった妊婦のローナ、2人のボスを亡くしたC&Dブロックのその後など、今回も次のシーズンへのクリフハンガーが盛りだくさんでした。

既にシーズン7製作が決まっている安心感に感謝しつつも、次がファイナルなんじゃないかという不安も沸いてきています・・・!

一応主人公のパイパーが出所してしまったら「終わり」ですよね。彼女なしで進めても何ら問題ないけれど、そもそもパイパーの物語ですし(笑)。

Netflix日本上陸前、TVODでシーズン1が配信されていた頃から観ていたので、終わっちゃったら寂しいなあ。

シーズン7が最後であってもなくても、さらに盛り上げてくれることに期待!また1年後が楽しみです。

 

※ダディ、バディソン、現在&ヤング・キャロル&バーブを演じた新キャストついて、海外ドラマboardさんで記事を書きましたので、ご興味ある方はご覧いただけたら嬉しいです^^

ダディや若きキャロルも!『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』シーズン6の新キャラ達に迫る!