『ベター・コール・ソウル』シーズン4 第2話 感想(ネタバレ):ガスを敵に回すべからず。
第2話を観て、このドラマはキャラクターの言動一つ一つの真意を読み取るのが難しい!と実感。
ジミーの気持ちを一番に考えるキムが、ハワードの「自分のせいだ」という告白に対して猛攻撃。なるほど、そういう解釈でしたか…。
以下、『ベター・コール・ソウル』シーズン4 第2話の感想です。
『ベター・コール・ソウル』シーズン4 第2話:あらすじ
ガスは手下にヘクターの様子を見に行かせる。自らの手でヘクターに裁きを加えたい彼は、さらなる治療ができる医者を派遣する。
ジミーは転職活動を開始し、コピー機の営業ポジションの面接を受けに行く。
キムはジミーの代理としてHHMに向かい、先日のハワードの告白を責める。
マイクはリディアと面会。ほかの施設も監査しに行くと言い張る。
ナチョはヘクターに毒を盛ったことがガスにバレてしまう。
『ベター・コール・ソウル』シーズン4 第2話:感想【ネタバレ】
第1話のラストで、ジミーがハワードに吐いたセリフについては、「ハワードに全て押し付ける気か…?」と思いましたが、
今回キムがハワードに「葬儀の日にあんな話をしたのは、自分が告白して罪悪感から逃げるためでしょ」と責めたのを聞いて、そういう見方が正しいのか!と理解。
ジミーの気持ちを考え、ハワードの提案をバッサリ斬ったキムは素敵でしたねえ。
もはや、海外ドラマの中でウザくない女キャラの代表と言えるでしょう。役を演じるレイ・シーホーンも素晴らしい。
そしてチャックがジミーに宛てた手紙、内容気になりますね~。のちに悲劇となるのでは・・・と思うと恐ろしくてなりません。
真意を読み取れないと言えば、ジミーの面接。
ジミー節さく裂のピッチで面接官2人に決断を急がせたと思えば、いざ採用されて断るという・・・。
この自滅的行動の裏で、一体ジミーはどんな考えを巡らせていたのでしょうか?
面接後に部屋へ舞い戻る時、退出してオフィスを振り返る時、ジミーの顔に意味深な表情が浮かびましたが、真意は読めません。ジミー、複雑な奴です…。
そして、マイクは再び孫とほのぼの素敵なおじいちゃん。
その後リディアと面会し、先日のオフィス忍び込みついて忠告を受けながらも、今後ほかの施設でも行うと宣言。
そして、「もしも考え直してと言ったら?」と聞くリディアに対し、「その言葉を返す (I’d ask you to do the same.)」と答えたマイクがカッコいい!
本作におけるマイクのナイスキャラぶりを見ると、『ブレイキング・バッド』での最期が惜しすぎます・・・。
一方でナチョは、アルトゥーロ&双子と笑える4ショット(ヘクターへの語りかけまでの “間"!笑)を披露した後、ガスの部下たちと取引。
交渉はうまく行ったかと思いきや、目の前でアルトゥーロを殺され、ガスにヘクター殺害未遂がバレて、逃げ場なし!お父さんに足を洗うと宣言したのに!
「お前は私のものだ」
その一言で、ガスの恐ろしさを改めて思い出させられるエピソードなのでした・・・。
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